舌苔を除去する方法。口臭予防に一番良いのはどれ?

舌ブラシ
「舌苔を除去するのに、何か良い方法はないものか?」と日々悩んでいませんか?
舌苔って口臭の原因にもなっているだけに凄く気になりますよね。またその中でもかなりの割合を占めるため、どうしても除去したいと思う人は多いと思います。

 また、真っ白く分厚い舌苔が舌の上に乗っかっているのを見たら、かなりの悪印象を相手に与えかねないですよね。その相手が意中の人や恋人、伴侶だとしたらもう目もあてられません。

 ただこの舌苔・・・除去しようとしても、特に分厚くこびり付いたようになっているものは中々取れません。経験したことがある人はおわかりいただけると思いますが、だからこそ舌苔を除去したいけど中々取れないと悩んでいる人が多いのだと思います。

 また中々取れないと悩んでいる人の中には、間違った認識をしている人も多々見かけます。その間違った認識というのが、「舌苔がない舌は白い部分がなく、ピンクがかっている」というものです。この白い部分がなく舌全体がピンクもしくは赤みがかっているという状態は異常なのです。通常は薄く白みがかっている状態なのです。

 舌苔が中々取れないという理由には他に舌の奥の方に出来ている舌苔周辺には触れると嗚咽(おえつ)する部分があるので、中々うまく舌を磨けないということがあります。流石に吐き気がしながら・・・は難しいですよね。こんなに除去するのが困難な舌苔ですが、簡単にうまく除去する方法はあるのでしょうか?

結論から言えばあります、しかも簡単な方法が。ここではその舌苔を綺麗に除去する方法について書いていきますね。

 まずは舌苔を除去する方法で王道の舌磨き。
読んで字のごとく、歯磨きのように舌を磨く方法です。舌の表面は小さい突起物がたくさんある状態です。この突起物の間や突起物自体に食べカスや細菌が付着して白くなっており、これが舌苔の正体なのです。

 そこで歯と同じように磨いて舌の付着物を除去しようとする方法なのですが、ネットではよく間違った方法で舌磨きをしている人が多くいます。その1つ目が頻度。

 舌磨きは1日に1回、朝にして、1回の舌磨きで舌をブラッシングする回数は、上から下への動作を2~3回が通常の回数です。「舌磨きをする適切な頻度は?やり過ぎると口臭悪化にも」で書いたように、舌はうっすらと白い部分があるのが普通の状態です。白い部分が全くない舌はどこか疾患があるか、舌自体に異常があるなど体のどこか悪い状態なので、そんなになるまで舌磨きをしてはいけません。

 2つ目は使用する道具。よく歯磨きの延長で歯ブラシでする人がいますが、舌の表面は非常にデリケートで傷つきやすいです。そのため歯ブラシではなく舌磨き専用のブラシを使用します。ガーゼや綿棒などでする人もいますが、私的にはそれだけではきちんと取れないと思うのですが・・・

 3つ目は舌磨きをしだしてから効果が出てくるまでの期間。人情的には、磨き出したその日に舌を綺麗にしたいですよね。でも上で述べたように舌はデリケートで傷つきやすいのです。なので、磨く回数を守って優しく磨き、徐々に徐々に綺麗にしていく感じになります。

 一気にしようとすれば、舌が傷ついて異常が出て反って口臭が酷くなったり、舌が痛くなったりしますよ。酷い場合は味覚障害になり、味がおかしくなったり味自体がしなくなった人がいるようです。くれぐれも気を付けてくださいね。

 次の舌苔を除去する方法は同じく舌磨きなのですが、専用のジェルを用いる方法です。舌苔は舌の突起物に食べカスや細菌がこびりついたような状態です。そのまま舌磨きをしても中々取れてくれず、回数を重ねる必要があります。そこで舌磨きを効率よくするために舌磨き用のジェルを使うというものです。

 原理は至って簡単。衣服などに付いた汚れを落とすのと同じで、汚れを浮かせてから洗うとよく取れますよね。その汚れを浮かせるものが洗剤なわけです。舌苔もジェルで浮かせてから磨くとよく取れるということです。ただ舌は先にも書いたようにデリケートで口の中に入れるものなので、洗剤のように強い効果があるものではないというところがデメリットでしょうか。それでも私的には何もしないよりは良いのでは?と思います。

 中にはこのジェルの代わりに歯磨き粉を使って舌磨きをする人もいます。歯磨き粉は口の中に入れるもので、安全面ではすでに誰もが信用していますし、歯磨き時には舌にいつもかかっていますよね。。しかも歯の汚れを落とすために界面活性剤が入っているものが多いです。歯磨き粉を使ってもジェルと同じような効果が期待できそうですが、歯磨き粉には研磨剤が入っているため舌を傷つけることになるかもしれないので私的にはしない方が良いのでは?と思います。

 舌苔を除去する方法3つ目は「うがい」です。これもそのまま水だけだとやらないよりはマシという程度ですが、舌磨き同様あるものを使用します。それが重曹。重曹は手に入りやすく安価で色んなことに重宝されています。これをうがいに使用すると虫歯予防にもなり、重曹の弱アルカリ性によって舌苔の成分になっているタンパク質が分解されて舌苔が除去できるというわけです。

 ただし重曹も使い過ぎは舌だけでなく口の中の他の部分に悪影響を及ぼすことになるので1日にできれば1回、多くても3回までです。肝心のうがい用の重曹水の作り方は、水500ミリリットルに重曹3gを溶かすだけなので計量器があれば簡単ですが、無い方は次のように作って下さい。

  1.500ミリリットルのペットボトルに水を9分目くらいまで入れる。
  2.それに重曹を小さじ1杯入れ、振って溶かす。

 たったこれだけで出来上がりです。これを歯磨き後口に含んで、洗口液のように口の中をクチュクチュさせながら口の中全体を洗うようにします。洗う時間は20~30秒ほどです。

 重曹水によるうがいのデメリットとして、やり過ぎると弱アルカリ性なので舌苔だけでなく他の健康な粘膜までやられるということです。それで口内が健全でなくなり色んな不具合が出てきます。なので重曹水によるうがいのやりすぎには十分注意して下さい。

 また重曹は別名、炭酸水素ナトリウムとも言います。ナトリウム=塩分なので、誤って飲み込むと食塩水を飲み込む事と同じなので、塩分の摂り過ぎにもなります。

 私の場合は、「口内炎を治すのに自力でするには?素人の私でもできた方法」でも書いたように、イソジン入りのうがい薬を使っています。これが以外にもスッキリするんですよ。また口の中をきれいにするので、口臭予防や風邪などの病気の予防にもなっています。

 ただこのうがい薬は、やったことがある人は知っていると思いますが、うがいをするとしばらくはイソジンの匂いが口の中にするので病院の消毒液の匂いが嫌いな人はしない方が良いと思います。

 またこの方法は私も実に意外だったのですが、舌苔を除去するためにオキシドールを使用する方法です。オキシドールとは過酸化水素水を3%くらいに薄めたものです。濃い過酸化水素水は劇物にも指定される程で原液が皮膚に付いたら炎症を起こしヒリヒリと凄く痛むほどの破壊力がある物質なのです。

 舌苔の除去に使用するときは、オキシドールをさらに10倍ほどに薄めたものを使うようです。そしてよく使用している人が看護師のようです。病院に入院している患者さんで寝たきりの人がいますよね。そんな患者さんは自分でケアができないので舌苔が分厚く出来るようなんですね。

 それで看護師さんが患者さんの舌苔を除去するためにオキシドールを使うというわけです。使い方も非常に簡単で、10倍に薄めたオキシドールをガーゼに含ませて舌をなぞるだけ。これで舌苔が取れるそうです。また綿棒を使う看護師さんもいるようで、同じように10倍に薄めたオキシドールを綿棒に含ませ、舌の上を転がすようにして除去するようです。

 過酸化水素水は皮膚をヒリヒリと炎症させるくらいに強い酸化剤です。この酸化力が舌苔を分解し浮かせて、そこを取り除くのでしょうね。ただこの方法はどうなんでしょうね。私的には何とも・・・。やっぱり過酸化水素水は私的には怖いです。

【まとめ】

 舌苔は口臭の原因になっているので、口臭が気になる人にとっては是非にでも除去したいところです。舌苔を除去する方法は大きく分けて舌磨きとうがいの2つあります。

 それぞれ何も付けないで舌ブラシだけで水だけで行えますが、舌磨きは専用ジェル、うがいは重曹を用いた方がより効果的にできます。ただどちらの方法もやり過ぎると、反って舌やその他の部分を悪くして不具合が出るので十分注意が必要です。

 舌苔を除去する良い方法は、自分に合って継続して出来るものが一番良い方法ではないでしょうか。口臭を治すことも肥満解消することも継続して行うからこそ成果があるのだと思います。

 舌苔に悩んでいる場合、私なら舌磨きとうがいをほどほどな程度でどちらも取り入れると思います。要は自分に合う方法を取り入れることが一番重要だと思いますよ。

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