体臭と口臭に関係はある?どちらにも共通することとは?

鼻を摘まむ女性

体臭があるから口臭もあるのでは?とか
その逆も思いがちではないでしょうか。

外国の方が日本人の匂いで一番気になるのは
ある調べでは体臭が一番で口臭が2番だそうです。

これにはある説があって日本人は挨拶などで
抱き合ったり、キスすることが習慣としてないですよね。

つまり顔と顔を近づけることがあまりない。

それで匂いにはそこまで気を使わないから
だそうです。

「なるほど!」と思ってしまうことですが
それでも他人の臭い匂いは気になりますよね。

特に体臭なら体をきれいにしないから、
風呂に入らないからなど不潔のイメージが強いです。

口臭に関しても歯磨きしないからという
不潔なイメージがあります。

そういった思い込み的な感情が
体臭がする=不潔=口臭もするのでは?
又逆もまた叱りとなってくるのではないでしょうか。

でも実際のところ、体臭がすれば口臭もするし
その逆も同じなのでしょうか?
この辺りは非常に気になるところですよね。

実際のところ、上記のことは半分は本当で
半分は間違いなのです。
つまりケースバイケーズということです。

ここでは体臭がしていると口臭もするのは
どんな場合なのか?
また片方しか匂いがしない場合はどんな時なのか?
などについて書いています。

まずは、体臭している時口臭もするのでは?
という場合について書いていきます。

体臭がするのは年配の方に多いです。
これは経験的にもそうなのではないでしょうか?

年配になると皮脂が多くなります。
それを細菌が分解して強い臭いが発生します。
これが年配に体臭が多い原因なのです。

さらに加齢臭という言葉もあるように
年配者はノネナールという物質の分泌量が
格段に上がります。

それで加齢臭と言う名の「叔父さん臭」が
するというわけです。

これに加えて年配の方は加齢によって
口の中が乾燥しやすくなっています。
つまり細菌が活動しやすい環境に
口の中がなっているわけです。

そうなれば、細菌が繁殖して
口臭が発生しやすくなっていても不思議ではないですよね。

年配の方に体臭や口臭が多いのは
こういう事実があるからなのです。

そして歯磨きも筋肉の衰えと共に
きれいに出来無くなっていると思われます。

それが口臭になっている可能性も否定はできません。

また年配でなくても肥満や病気など
何らかの不具合が体に起こっているときも
体臭や口臭が発生している可能性があります。

例えば肥満だと口呼吸になっているので
口の中が乾燥しやすく口臭が発生している可能性があります。

また食生活がきちんと出来ていないので
栄養が偏り内臓に不具合が起こっているかもしれません。

内臓が不調や病気になると発生した匂い成分が
血管に吸収され肺や汗から出てきます。
そのため体臭と口臭が発生している可能性があります。

これは経験的にそうかも?と思っている人は
少なくないのではないでしょうか?
少なくとも私の周囲ではそんな感じです。

ただ肥満の方全てがそうではない
と言うことだけは理解して欲しいところです。

でも肥満の人は内臓には問題なくても
体温の調節が普通の人よりも効かない分
汗をかきやすくなっていますよね。

この汗による体臭は私の周囲でもかなり多いようです。

また過激なダイエットをしていると
ケトン体という物質が体内で作られます。
このケトン体がケトン臭となって
体臭や口臭の原因となっています。

ケトン臭はダイエットだけでなく
肝臓病の人に特徴的にみられるようで
そんな方たちも体臭と口臭が同時に発生しているかもしれません。

さらに食べ物によって体臭も口臭も
発生する場合があります。

その典型的なものがニンニクやアルコール。

ニンニクを食べるとアリシンという物質が
血管へ吸収され汗や肺から排出されるので
どちらも臭うようになります。

アルコールもエタノールが
アセトアルデヒドになりこれが血管へ入り
汗や呼気として排出されるので臭います。

その他にも腸で長く滞在するような肉や乳製品は
消化がうまくいかないときは腐敗し
その匂いが汗や呼気となって出て来るようです。

体臭、口臭の内どちらかしか臭わない
という場合は食べ物、生理的現象などによるものが大半だなのではないでしょうか。

例えば汗をかくだけなら、
口臭のケアがきちんとしていれば
体臭しか発生しませんよね。

口臭も口の中が原因とかなら
口臭しか発生しません。

どちらも発生するのは病気や精神的なもの、
食べものによって臭いの成分が
血管に取り込まれたときのようです。

そういう場合に限り汗や呼気として
匂いが出て来るのでどちらも臭うというわけです。

ただ加齢による臭いだけは匂い成分が
体臭、口臭別々なので上記には当てはまらないです。
また加齢は人である限りどうしようもないので
出来るだけ臭いを発生させないように
ケアをすることが一番なのではないでしょうか。

ケアには食生活の改善、ケア用品などがあるので
両方を併用して行った方がより効果が期待できると思います。

体臭と口臭が発生する場合は結構あり
絶対ではないですが、
結構関係があると思った方が良いのかもしれません。

でも中には病気や加齢などどうしようもない
という原因もあるので
そこは気長に対策をしていくと精神的にも
楽に進められると思います。

効果ある対策をするには
まずは発生している体臭、口臭の原因を突き止める
ということが最も大切です。

口臭については、原因や予防対策について
他のページで詳しく説明していますので
あなたの口臭の原因究明や治療の参考になればと思います。

【まとめ】

体臭と口臭が同時に発生しているという場合は
同じ原因によって起こっていることが多いです。

それは病気や食べ物、精神的なもの
によることが多く
体内で発生した匂い成分が血管へ吸収されて
汗や呼気となって排出されるからです。

加齢が原因の体臭や口臭は、
そもそも臭い自体が異なっており
違う臭いが同時に発生しているためです。

また体臭や口臭のどちらかのみ発生している
という場合もあり、
体臭と口臭は100%関係があるとは言えないようです。

でも2つが同時に発生するとケースは結構あるので
全く関係がないとも言えず、
どちらかが発生していればもう1つも発生
もしくはその可能性があると考えた方が良いと思います。

病気で発生しているという方は全体からすれば
少数だと思うので
私たちが気を付けたいのは食生活、
精神的なもの、ケアではないでしょうか。

その辺りを怠ると体臭、口臭のどちらも
発生しやすい環境にあると言えそうです。

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