ピロリ菌の除去は結構きついもので
副作用が出る場合があります。
必ず副作用の症状が出るというわけではないですが、
出る方が多く悩んでいます。
症状も多種多様で軽いものからきついものまで
人によってかなり違います。
ピロリ菌除去の治療は何やら大それたことをしそうですが
抗生物質を飲むだけです。
抗生物質の錠剤を医師から言われた期間服用し続けます。
ただ結構強い抗生物質なので副作用が出てきついのです。
もちろん何か少し違和感が・・・というものから
座っているのもきついという症状まであります。
主な症状7つには以下があります。
・下痢
・湿疹
・吐き気
・発熱
・腹痛
・アレルギー反応
・味覚異常
大事なのは治療中だからといって無理しすぎないこと。
少しでも気になったら医師に相談してください。
症状があまりにも酷い時は、医師の方も無理強いはしませんから。
何よりも、あなたの健康が大事です。
私の家族というか嫁もピロリ菌に感染していて
除去治療を受けたのですが、治療薬を薬1週間ほど服用してました。
それで現れた副作用が腹痛と吐き気です。
特に吐き気が酷く夜中でも具合が悪い
と言ってました。
つわりのように酷く夜中でも起きてトイレに行くくらいでしたから。
もちろん他の症状でもきつくて困っている
と言う人はたくさんおられます。
ピロリ菌の治療はこんなにも苦しいのに
何故しなければいけないのでしょうか?
理由は一体・・・
原因はピロリ菌が胃に悪さをするからです。
ちょっとくらいなら放置しておくという手もあるのですが
ピロリ菌による不具合をそのままにしておくと重症化します。
と言っても、感染しているからといってすぐに
重症になるわけではないですが・・・
一般的にピロリ菌に感染すると胃潰瘍や胃がんになる
とよく言われますよね。
でもその症状が誰でも発症するわけではありませんが
放置しておくと可能性は上がっていく一方です。
胃潰瘍にはかなり高い確率でなるのではないでしょうか?
ただ、胃炎は必ず起こります。
それはピロリ菌が胃の粘膜を妨害して胃酸から胃を
守れなくするからです。
胃では消化のために強い酸を出します。
この酸には塩酸のようなものまで含まれているそうです。
なので胃酸を出すと同時に粘膜も分泌しています。
この粘膜が酸から胃(壁)を守っているわけです。
でもピロリ菌はこの粘膜を損傷するので
そこから胃壁を守れなくなり胃が傷つき胃炎となります。
ただこの胃炎もすぐに症状が出るわけではないようです。
胃の粘膜が損傷し、食生活などで胃酸が多くなったりして
胃壁の損傷が大きくなるとキリキリ痛んだりするのです。
こんなときは空腹時にも胃が痛くなるそうで
精神的にもストレスが溜まりそうですよ。
胃炎も慢性と急性があるのですが、
ピロリ菌による胃炎は慢性が主でそのまましておくと
胃炎は治らず免疫力も低下して胃壁の修復もできなくなり
やがて胃潰瘍になるのです。
さらに進行すれば胃がんになる場合もあるようですよ。
ピロリ菌に感染していると遅かれ何らかの不具合が出るというわけです。
だからピロリ菌に感染している場合はそれを除去することが
胃の不具合を取り除くことになります。
また胃に不具合があるときにはきちんと消化も出来ず
口臭の原因にもなります。
胃が原因の口臭で胃の病気の原因がピロリ菌にあるなら
早急に除去治療をした方が良いでしょう。
ピロリ菌の除去治療は胃が感染しているからするわけですが
感染の有無はどうしたらわかるのでしょうか?
1つは自覚症状です。
胃の調子が悪く胃がキリキリ痛むことが多いなどの自覚症状のときは
ピロリ菌を疑った方が良いかもしれません。
病院では検査をしてくれるはずです。
そして一番確実なのは上でも挙げたピロリ菌の検査です。
検査は病院の胃腸科や胃腸専門の病院でしてくれます。
病院によっては検査で内視鏡を使用する場合がありますので
予約が必要なところもあります。
予約がいるかどうかは病院へ問い合わせてください。
予約が必要な病院へ突然行っても検査はしてくれないですから。
ピロリ菌の検査方法は多く分けて2つあります。
それは内視鏡を使用するかどうか。
内視鏡を使用してもその後に採取した組織の検査があり
それでピロリ菌に感染しているかどうかわかります。
組織検査では以下の3つの方法があります。
・嫌気性細菌であるピロリ菌が出すアンモニア量を測定する方法
・ピロリ菌を特殊な薬品(染色液)で色づけして顕微鏡で見る方法
・採取した組織を培養してピロリ菌がいるかどうかを確認する方法
内視鏡を使用しない検査方法は以下の3つがあります。
・ピロリ菌に感染すると抗体ができるのでそれを調べる方法
・検査薬の飲用して呼気に含まれる特定物質を測定する方法
・便を調べる方法
検査を確実なものにするために、2つ以上の方法で行うのが普通です。
また内視鏡を使用する検査は胃の組織を一部採取するため
胃を僅かですが傷つけます。
また感染していても採取したところに、
たまたま菌がいなかったら陰性と判断されてしまう
という欠点があります。
内視鏡を使用しない検査でも欠点はあるので
ピロリ菌の検査には2つ以上の方法を用いるのです。
ただ検査のみに注目した場合、呼気を調べる検査が精度が高く、
体も傷つけないので良いようです。
そして陽性(感染あり)という結果になったら
ピロリ菌の除去をするわけですが先に書いたように
副作用が出る人が多く人によってはその症状が酷いです。
ネットでも辛いという声が多いです。
また症状は酷くないけどこのままで大丈夫なの?
と心配になる人も結構います。
そんなときは医師に問い合わせることが一番です。
大丈夫な場合でも医師に言われた方が安心感がありますから。
最初の方で書いたようにピロリ菌の除去は私は経験してませんが
嫁が検査から除去治療までやりました。
検査は呼気を調べる方法と内視鏡+アンモニアを調べる方法です。
陽性という検査結果になったので治療を始めたのですが
当然のように(?)副作用が・・・
吐き気と腹痛、見ているこっちもつらかったです。
ホントに大丈夫やろか?と嫁が夜中に起きる=私も起きる
でしたから。
それでも頑張って薬を飲んでやっと終わった
と喜んだのもつかの間。
何と治療失敗!
嫁のように治療1回目で失敗する人が少しですがいるようです。
そんな時は患者さんの都合が良い時に二次治療をするようです。
でもまたあの苦しさを経験しないといけないかと思うと
嫌になりますよね。
二次治療では一次治療の時と別の薬を使用するか
同じ薬で少し強いもの、最初と同じ薬と別の薬を
併用することが多いようです。
私の嫁の場合は違う薬だったようです。
二次治療では症状が軽くなった人がいる一方で
嫁の場合は吐き気がさらに強くなった気がする
と言ってました。
そのときは流石に腹痛もきつかったようで医師に電話してましたら。
仕事もたしか代わってもらってたと思います。
もし二次治療でもダメな場合は三次治療までするそうです。
嫁の場合ピロリ菌の除去治療を行った理由は口臭ではなく、
将来胃の病気になるリスクを減らすためだそうです。
なので、胃痛などの症状はまだ出ていないときでした。
ピロリ菌に感染した時のリスクや治療するべき理由は
ここまで書いてきた通りです。
でもさらに気になるのは検査や治療の費用ですよね。
私の嫁の場合、検査+一次治療で8000円ほどです。
これには補助も含まれています。
というのも私が住んでいる自治体では地域の自治体では
ある年齢以上になると補助が出るようです。
これで僅かながら負担が減るのでありがたいですね。
これからピロリ菌の検査や除去治療をしようと思っているなら
自治体に補助制度があるかどうか確認した方が良いですよ。
嫁の場合は1000円と雀の涙でしたが・・・
またこれら、きついことを家族の他の人や子供たちには
させたくないですよね。
そのためにもピロリ菌の感染経路を知ることは大事です。
知ることで予防、対策が出来ますから。
感染したものを飲食すること、感染者が使用したものを口にすることなどで
ピロリ菌は感染します。
昔は井戸水を飲むという習慣がありました。
井戸水って夏冷たいので飲むと美味しいんですよね。
しかも冷えているから食材を冷やしたりもします。
私が在住している地方の田舎の方では
家の裏の溝というか小川というか
そんなところを見た目はきれいな水が流れていました。
わき水、山水というものですね。
そしてそこで野菜を洗ったり茶碗を洗ったりしてました。
そこにピロリ菌がいるとも知らずに。
こんなことをしてたから昔の人(中年~高齢者)には
ピロリ菌の感染者が多いのです。
私の嫁も子供頃に井戸水を飲んでいたようですから。
従って自分にそのような心当たりがあるなら
自分が使用した食器などを殺菌しないで
子供や他の家族に使用することは控えた方が良いでしょう。
特に子供が小さい時は親って良くキスしますよね。
だってかわいいですから。
子供のためにもやめときましょう。
するならきちんと検査して感染してないことがわかってから。
もしくは感染していてもきちんと治療してからにしましょう。
別のページにも書いてますが
ピロリ菌同様、同じ感染経路で虫歯も
親から子供へ移ると言われているので注意が必要です。
虫歯は口臭の原因にもなります。
そう、あなたが気にしている口臭です。
自分と同じ目に遭わせないためにも気をつけましょう。
【まとめ】
ピロリ菌に感染したからと言ってもすぐに症状は出ない事が多いが
そのままにしておくと胃潰瘍や胃がんなど重症化します。
症状はなくても胃炎になってることは多く、
胃がキリキリ痛むなどの症状が出始めます。
胃がキリキリすることが頻発したり長く続くなら
ピロリ菌を疑った方が良いかも。
またピロリ菌によって胃が悪くなると
口臭がするようにもなります。
なのでピロリ菌を検査して、必要なら治療することは大事です。
感染経路は感染したものを飲んだり食べたりすることですが、
感染者が口にした食器などを殺菌しないで使用することでも
感染します。
自分に心当たりがあるなら気をつけましょう。
ピロリ菌の検査は内視鏡を使用する方法と使用しない方法があるが
どれも欠点があるため正確さを上げるために
2つ以上の方法で検査するのが普通です。
検査、治療には自治体から補助が出るところもあるので
する前に訪ねて見た方が良いですよ。
少しでも費用は抑えたいですから。
ピロリ菌の除去治療では副作用が出る人が多いが
異常を感じたらすぐに医師に相談することも大事。
治療で他の不具合が出てきたら大変ですから。
検査と治療(1回目)だと私の経験を踏まえると
一万円前後と思われます。
この辺りは自治体、病院によって違うと思いますので
病院へ訪ねると良いです。
ちなみに私の嫁の場合、二次治療費は約5000円ほど
かかったそうです。