口臭の原因に加齢は間違い?すぐに始められる予防対策とは?

口臭の原因が加齢にあると言われていますし
齢とったら口臭がするようになったと思っている人もいると思います。

そんな人にとって口臭をどのように予防対策すれば良いのか
非常に困っているのではないでしょうか?

だって加齢は止められませんし
それが原因なら、どう対処すれば良いのか見当がつかないと思うのです。

ネットでの書き込みでは
口から加齢臭の臭いがするというものがありますし、
加齢臭は齢とともに強くなっていきますから。

なので口臭の原因に加齢があると思っても
仕方がないですよね。

それに年配の人は口臭がする人が多い
というのも事実ですし・・・。

でも本当に加齢が口臭の原因になっているのでしょうか。
そして加齢による口臭の予防対策はどうすればよいのでしょうか?

予防対策は加齢が口臭の原因になっている基を断つ
ということになりますが
それには何故加齢が口臭の原因になっているのか?
を知る必要があるので、まずはそこを理解していきましょう。

まず口臭の原因に加齢がなっているというのは
半分は当たりで半分は間違いです。

それは加齢は口臭とは直接ではなく、間接的な原因となっているからです。
年配の人がみんな口臭がするわけではありませんよね。

もし加齢が直接的な原因となっているなら
年配の人全員から口臭がするはずです。
だって、加齢は防げませんから。

でもそんなことはなく、
年配の人には口臭がする人としない人がいます。

ということは、加齢によって口臭の原因となっている細菌が
繁殖する環境を作り出しやすくなっているということになります。

加齢によって間接的に口臭の原因となっているのは
以下の5つです。

1.唾液の分泌が減ってくる
2.歯茎が次第に下がってくる
3.胃腸や肝臓などの内臓が弱ってくる。
4.水分摂取量が減る
5.運動量が減ってくる

1と3は同じようなものですが、どちらも口の中が乾燥しますよね。
口の中が乾燥するということは、そこで細菌が繁殖しやすい環境になる
ということなので、やがて口臭も発生するようになります。

また口の中が乾燥すると舌苔や臭い玉ができやすく
これらは口臭の原因となっていますよね。

さらに臭い玉ができる扁桃から汁(膿汁)が出てくるようにもなります。
これは歯を磨いても歯医者へ行っても、内臓など検査しても大丈夫なのに
口臭が治らない原因の1つでもあります。

2は加齢でどうしても次第に歯茎下がってきます。
歯のケアを怠っていると、この現象が早くやってくるのです。

すると歯間が広くなったり、歯周ポケットが深くなります。
こうなってくると歯周病になりやすくなり、口臭の原因にもなるのです。

さらに歯間が広くなるので、食べカスが詰まりやすく
ケアが不十分だと食べカスが残って腐敗して酷い口臭にもります。

歯磨きをしているのに口臭がとれないという人の中には
ケアが十分にできておらず食べカスが取れずに腐敗して
口臭になっているという人も少なくありません。

毎食後に歯磨きをしている人なら、外出やその他の事情で
昼食後の歯磨きができないときの夕方、
非常に口の中が気持ち悪く臭くなっていることがあると思います。

これがまさに、食べカスが腐敗して口臭がしているときです。

3は胃腸が弱ってくると消化がきちんとできないので
そこで菌が繁殖して臭いガスを発生させます。
そのガスが肺へ行き呼吸時のガス交換によって口から排出され
口臭となっています。

この辺りは「胃が口臭の原因?|病気を知らせる前ぶれなのかも?」
に詳しく書いていますので参考にしてみて下さい。(https://etbirb.jp/category/kousyugeninbyoki/)

また肝臓が弱ってくると血液中の臭い成分が分解されなくなるので
肺へ臭い成分がより多く送られ
呼吸によってより多くの臭いガスが出てくることになるのです。

さらに5とも関係があるのですが、内臓が弱くなってくると
免疫力が低下して体自体が不調になってしまいます。

そうなれば運動不足になり、さらに体調が悪くなったり
ストレスもたまるようになります。

免疫力が低下すれば歯周病にもなりやすくなったり
口内炎もできやすくなるのでさらにストレスも発生するようになるでしょう。

口臭も発生し、体調も悪いので家に閉じこもりがちになり
思い悩むようになるかもしれません。

では加齢による口臭はどうすることもできないのか?
と思うかもしれませんが、そうではありません。

きちんと予防対策すれば口臭は防げます。
だって口臭がしない年配の人もたくさんいますから。

それでは、どんな予防や対策をすれば良いのでしょうか?
答えは上に挙げた1~5にすでにあります。

つまり1~5のようにならないように
何らかの手を打てば良いことになります。

1と6は口の中の乾燥ですから、
水分をこまめに補給することが欠かせません。

でも齢とともにそれもあまりできなくなってきますよね。
そんな時は口に水を含んでクチュクチュするだけでも
かなり違います。

それに水分補給と言って緑茶を飲む人も多いのですが
緑茶は水分補給になりませんから。

一番良い緑茶の使用方法は、発生している口臭を
一時的にでも抑えるために口に含んでクチュクチュして吐き出すことです。

お茶にはカテキンが含まれているので殺菌作用があります。
これで口の中を洗うことで汚れを落としたり、細菌を減らすので
一時的でも口臭が抑制されます。

私も齢をとるにつれ緑茶を飲みたい気持ちになるのですが、
利尿作用があるので水分補給には不向きなのです。

ただ全く飲んでいけないということもないので
飲み過ぎないようにして下さいね。

3、4はできるだけ運動を健康のためにもした方が良いです。
でもどうしてもできないという人もいますよね。

そんな方は免疫力を高めることに集中しましょう。
となれば、食生活と生活習慣です。

免疫力を高める食材を使った料理を食べ、
ストレスがなるべく溜まらないような生活習慣を身に着けるべきです。

口臭が気になりどうにかしたいと悩んでいるなら
尚更でしょう。

ただ重要なのは継続できるかどうかです。
だから最初から無理してアレもコレもとしないようにしましょう。
継続できなければ、どんな方法も解決はできません。

2ですが、これは歯磨きしかありません。
正しい方法で丁寧にケアしてくことになります。

正しい歯磨きの仕方については
「口臭のための歯磨きの仕方。歯並びが悪い人でもスッキリ」
(https://etbirb.jp/hamigakisikata/)
に詳しく書いていますので参考にしてみて下さい。

掻い摘んで(かいつまんで)言うと、歯磨きは歯ブラシでゴシゴシする
ブラッシングの前に糸ようじや歯間ブラシを使ったケアがあり
ブラッシングには洗口液による仕上げがあります。

またブラッシングも1本1本を磨く感じで
丁寧にします。

これら全部を含めて歯磨きなのです。

加齢が原因だからと口臭を諦めていた方、
口臭の予防対策に悩んでいた方、その口臭は防ぐことができます。
予防対策もきちんとあります。

あなたも息を爽やかにリフレッシュしましょう。

【まとめ】

口臭の原因に加齢があると勘違いしている人が多いです。
加齢は口臭に直接ではなく間接的に関係しています。

それは年配の人からみんな口臭がするわけではない
ということからもわかります。

したがって、加齢による口臭はきちんと予防対策ができ、
正しくやれば口臭を防ぐことができます。

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