口臭のための歯磨きの仕方。歯並びが悪い人でもスッキリ

歯磨き
口臭の予防対策に歯磨きは欠かせませんが
その仕方には正しい方法があります。
むやみやたらに、また力尽くで歯をみがいても
残念ながら歯はきれいにはなりません。

口臭がすれば歯磨きがきちんと出来ていないからという理由で
歯磨きの時間だけを長くしがちですよね。

たしかに時間をかければきれいになりますが、
それはあくまでもブラシが当たっている部分だけです。

歯の隅々まで磨かないと細菌の繁殖は防げず
歯垢が出来る原因となります

つまりいくら時間をかけて磨いても無駄ということです。

口臭がしないように歯をきちんと磨くには
時間だけでなくもっと注意すべき事があるのです。

では口臭対策に良い歯磨きの仕方
どのようなものなのでしょうか?
また歯磨きをしなければいけない理由は?

歯磨きを正しくしようとすれば
どんなに早くしても15分程度は時間が必要です

おそらくこの辺りはご存じの方が多いのではないでしょうか。

だから洗口液など手軽に歯のケアが出来るものを
使おうとするんですよね。
だって楽だから。
でも洗口液だけでは到底無理なのです。

食事をすると歯などには食べカスがつきます。
これをそのままにしておくと約8時間ほどで歯垢(プラーク)なります。

歯垢とは、食べカスによって増殖した細菌の塊のことで、
細菌が活動して虫歯や口臭の原因となっています。
つまり歯垢があるところは細菌が活発に活動してるところ
ということですね。

さらにこの歯垢はできてから48時間経つと
歯石というものになります

経験がある方にはわかると思いますが、
歯の裏側に出来る白~薄黄色の固まりのことです。
これは歯垢が唾液に含まれるカルシウムと
結びついてできます

歯石は歯と歯茎の境目に出来やすく
出来てしまうと口臭、歯肉炎、歯周病の原因となります。

しかも歯石は自分で取ることは非常に困難で
一般的には歯科で除去してもらうことになります。

歯石は下の前歯の裏の方に唾液腺があるので
そこが一番出来やすいです。

前歯の裏なので自分でも確認出来ますし、
爪楊枝を使っている方ならたまに歯石が取れることがありますよ。
鏡で見る場合は口の中に入るくらいの小さいものを1つ用意した方が
より確認がしやすいです。

小さな鏡は歯科医が使用するようなものが
通販でも手軽に買えるのでそれを使う方法もありますよ。

食事の後、食べカスが歯に付いたままにしていると
歯垢ができそれが歯石になって口臭や歯周病などの原因になる
ということはここまでに話してきました。

だからそうならないために私たちは歯磨きをしているわけですね。
でも実際には気づかない内に磨き残しがありそれが原因で
歯垢が出来てそれが歯石になって・・・という具合に
口臭が発生しているわけです。

したがって歯磨きによる口臭対策では
磨き残しが無いようにきちんと磨くこと
が大事なのです。
それには口臭予防のための正しい歯磨きの仕方を
きちんと身に付けないといつまでたってもどんなに磨いても
口臭は改善されないのです。

口臭がしないようにするための正しい歯磨きの仕方は
行程が3つに別れています。
一般的に歯磨きと呼ばれているのはブラッシングのことで
その前後に専用の器具などを用いてケアする工程があります。

ブラッシングはするけど、その前後の工程はしない
という方って結構いますので口臭に悩んでいるのなら
きちんと3工程するべきですよ。

まず最初にするべきなのは糸ようじ歯間ブラシを使用して
歯と歯の隙間に詰まっている食べカスを取り除くことです。

歯磨きをしても口臭がする人の原因の1つに
この歯間の食べカスがきれいに取れていないということがあります

歯間に食べ物が詰まっている状態だとブラッシングでは取れないので
そこで菌が繁殖して歯垢ができ口臭の原因となる臭いガスを出すことになります。

また糸ようじ、歯間ブラシは両方使わないと意味がありません。
と言うのも、2つは使用目的が違うからです。

詳細は別のページにも書いてますが、
糸ようじは歯間の歯が接触している部分
歯間ブラシは歯間の下の方の歯と歯が接触していない部分
を掃除するためのもの
です。
だからどちらか一方では無くどちらともするべきなのです。

糸ようじ、歯間ブラシによる歯間の掃除が終わったら
次はブラッシングです。

ブラッシングの仕方はテレビなどよく特集なので放送されますが
その通りです。

歯磨き粉は歯ブラシの先端に少しだけ。
そして鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、歯を磨いていきます。
このとき注意するのが歯ブラシのブラシ部分の動かし方。

正しい歯磨きの仕方がわからない人たちは
例えば奥歯ならおよそ犬歯くらいから奥歯まで
一気に歯ブラシを動かして磨きますよね。
ガシガシというような感じで。

正しくは小刻み、約振り幅は2~3ミリです。
こうすることで歯垢をきちんと落とすことができるのです。
こうしないと、バイオフィルム状の歯垢は落とすことが出来ないと言われています。
つまり磨き残しが出来るというわけです。

さらに歯を1本1本丁寧に磨くようにブラッシングしていきます。
詳しくは下記の動画を参考にしてみてください。

ブラッシングが終わるとうがいをしますが、
うがいは1回~2回ですませるようにしてください。

歯磨き粉には再石灰化成分が入っているので
きれいに全部流してしまうとその効能が失われることになります。

最後に歯間ブラシで再び歯間の掃除をして
歯磨き終了です。

できれば歯間ブラシ2回目の後に洗口液で
口の中を総仕上げすると磨き残しの可能性が低くなるので
おすすめです。

またブラッシングでは奥歯、特に親知らずは
磨きにくいですよね。
なので私の場合は歯ブラシを2種類使用しています。

普通の歯ブラシと子供(園児)が使うような
小さい歯ブラシです。

最初は普通の歯ブラシで正しくブラッシングして
次に小さい歯ブラシで奥歯や歯の裏側を磨きます。
歯並びが悪いと歯の裏も実は磨きにくいのです。

歯並びが悪いという自覚がある方は
私のように歯ブラシを2種類使用するなどの工夫が必要ですよ。

そしてもしあなたがこれまで間違った歯磨きをしていたら
正しい方法で歯磨きした時に違和感が訪れますよ。
これまでにない程のスッキリ感という名の違和感が。

歯磨きのタイミングや時間、一日に何回すれば良いのか?
などについては別のページに詳しく書いてますので
そちらを参考にしてみてください。

【まとめ】
口臭を改善するには正しい歯磨きの仕方ですることが大切です
そうしないと磨き残しが出来、歯垢、歯石、歯肉炎、歯周病となり
それらは口臭の原因となる臭いガスを出す細菌の温床になります。

ですから口臭改善の1つの方法として磨き残しが無いように
正しい方法で歯磨きすることが大切になります。

また歯磨きは歯ブラシでゴシゴシ磨くこと(ブラッシング)だけでなく
その前後に糸ようじや歯間ブラシでケアすることも含んでおり
全てをきちんとすることが正しい歯磨きの仕方なんです。

でも歯並びが悪い人もいますよね。
そんな方は歯磨きの仕方だけでなく自分なりの工夫で
磨き残しが無いようにすることが大切になります。

私のおすすめは、2種類の歯ブラシを使い分けること。
そして最後に洗口液による洗浄も行うことです。
こうすることで磨き残しを極力減らせると思います。

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