アルコールが口臭の原因になっているということは
「口臭の原因はアルコールも。早く消すにはどうするべき?」
に記載してある通りです。
したがって、アルコールが全てきちんと分解されないことには
酒臭い口臭がします。
それでも家にいる間はまだ良いのですが、
翌日出勤時にまだアルコールの口臭がしているのは嫌ですよね。
この口臭は肺から出てくるので
歯磨きしても臭いを消すサプリを飲んでも
あまり効果がありません。
ガムを噛んだこともあるのですが、
やっぱり臭いそうです。
では、アルコールを翌日までに分解して
口臭がしないようにしてスッキリする方法はあるのでしょうか?
結論から申し上げると、あるにはあります。
ただし、翌朝も嘔吐(おうと)するなどのように
あまりにも飲みすぎた場合にはどうすることもできません。
その場合は病院で点滴をしてもらう方法が
一番だと思われます。
でも、口臭を消すために・・・という理由で
病院側が点滴をしてくれるかどうかは疑問ですが・・・。
アルコールによる口臭を消すにはアルコールを分解させることは
上で書いた通りです。
そのためには、アルコールを分解する消化器官の働きを
良くするということしかありません。
つまり何かを飲んだり食べたりして
それによってアルコールを直接分解するというものは
今のところはないということです。
したがってアルコールを翌日、口臭がしないようにする方法は
大きく分けて以下の2つしかありません。
1.アルコールの吸収を抑える方法
2.アルコールの分解を促進する方法
この2つの方法を実現するために色んなサプリや飲食物、
薬などがあるわけです。
経験上、この2つの方法はどちらかというよりも
どちらも取り入れた方が私は効果が高かったです。
1のアルコールの吸収を抑えるのに良いものの定番は
脂肪ですよね。
脂肪が胃に膜を張ってアルコールの吸収を
穏やかにするそうです。
アルコールは胃で約80%が吸収されるそうなので
まずはここで1つ手を打っておきたいところです。
飲む前に牛乳を飲むという行為は
牛乳に含まれている脂肪によって胃に膜を張る
というのが目的なわけです。
この脂肪はもちろん他の乳製品やお肉などでも
大丈夫なようです。
ただし飲みながら・・・よりは最低でも飲み始める30分前には
摂取した方が良いようです。
またたんぱく質にもアルコールの吸収を
抑える効果がありますが、
他にも分解を促進する効果もあるようです。
2の分解を促進させるものには、
定番どころではウコンがあります。
ウコンに含まれるクルクミンという成分が
肝機能を促進して結果、アルコールの分解を速めてくれるようです。
他にもビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1という成分は
アルコールを代謝するのに必要だったり、促進するものだったりします。
ということは、肉・魚(たんぱく質)も野菜(ビタミン)も
程よく食べないと翌日にアルコールが残って
口臭の原因になるかもしれないってことですね。
これらの成分が入った食材にはブロッコリー、キャベツ、ネギ、ニラなどの野菜、
牡蠣などの貝類などがあります。
特に牡蠣に含まれる亜鉛にも肝臓を助ける働きがあるので
旬のときの牡蠣はお勧めです。
またこれらの成分を摂取するには
かなりの食材を食べないといけないものもあります。
そんなときに役立つのがサプリです。
サプリは1粒にかなりの量の成分が含まれているので
ある程度の量を摂取したいときには非常に便利です。
でもこれらの成分を覚えて、ビタミンをもう少し摂らないと・・・
などのような感じでは、全く楽しくないですよね。
だから私の場合は大雑把に、肉、野菜、魚貝類を
満遍なく食べるという感じでやっています。
そうしないと飲み会の席で、どの成分が・・・とか考えるだけで
嫌になりますから。
私的には成分の勘定はドンブリ勘定で
アルコールの量だけきちんとするという具合に
すみ分けています。
また胃にあまり食べ物がない状態では
胃の壁を傷つけたり、アルコールが急にたくさん吸収されるので
悪酔いの原因にもなります。
だから上記のような成分が入った食材の料理を食べることも大事ですが
何よりもすきっ腹で飲まないということも大事なのです。
ただし、上でも書いたようにあまりにも飲みすぎると
こんな対策では全く意味がないということは覚えておいてください。
家に帰ると風呂に入って寝る準備をしてら
すぐに寝るという人もいるでしょう。
でも寝るときには、水分の補給を必ずして下さいね。
アルコールは利尿作用があるので体内の水分が減っていることが多いです。
しかもアルコールを分解するのに水分は必要なのです。
なので寝る前にきちんと水分を摂るということも
翌日にアルコールの口臭をしないようにするには
必要なことというわけです。
通常、生ビールを中ジョッキ4杯飲んだとしたら
強い人でも約9時間は代謝に要します。
ということは、アルコールを飲んだ時は
代謝にはある程度の時間を要するので、
あまりにも帰りが遅くなったりすることも要注意です。
またアルコールとは直接関係ありませんが、
酔って帰宅するとその後の色んなケアを
手抜きする場合がありますよね。
その中でも歯磨きなどは手っ取り早く
ササッと・・・という場合も出てきます。
特に飲みすぎたときは、ブラッシング中に
吐き気がする場合もあります。
それで歯磨きをいつものようにきちんとしないと
翌日に大量に歯垢が歯に付いているということにも
なりかねません。
歯垢は口臭の原因になっているので
それが歯に一杯付いている状態はよろしくないですよね。
そのためにも常に適量は意識しておくことは大事です。
【まとめ】
アルコールは口臭の原因になるので、
翌日口臭をさせないためにはきれいに代謝することが必要です。
でも体内のアルコールを分解するサプリや飲み物、食べ物はないので
アルコールによる口臭の対策は
できるだけ吸収されないようにする、分解を促進させる
という2つの方法しかありません。
どちらかの方法ではなく、どちらの方法も取り入れた方が
効果は高いです。
でもアルコールを代謝するにはある程度の時間がかかるので
飲み過ぎたり、遅くまで飲んだりすると翌日までに代謝できません。
したがって、翌日の口臭が気になるなら
適量を守った方が良いです。
またアルコールを翌日に残さないために
色んな対策をしますが、寝る前の水分補給も大事ですよ。